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講座での出来事(1)

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講座での出来事(1)

養成講座での出来事。  投稿者:粉雪 投稿日:2006/01/26(Thu) 23:54 No.1213

教師猫先生、先日は養成講座での講義、有り難うございました。おっと、掲示板では初めまして。
養成講座にて気になったことを…。先生が、受講生の女性(仮にAさんとしましょう)を治療?したときのことです。先生はAさんを坐位で抱きかかえ、 周りを取り囲んだ受講生たちに向かって「唇の色や、顔色を見とけ~」と言いました。普段から交感神経緊張に陥りやすいAさんは、体調はもとより、抱きかかえられた恥ずかしさや、衆人環視の環境で、見るからに緊張気味です。唇の色は青く、顔色は真っ白…。
皆が注目する中、先生が腹部を押圧。すると、みるみると唇は赤みを増し顔色が良くなっていきました。明らかな、表情の変化が見てとれます。モノの数秒、瞬時の出来事でした…。顔色、表情の変化から、バイタルに変化が起きたことが推測できます。交感神経優位の状態から副交感神経優位の状態になったということか…アッという間に。ン!?ここで疑問が湧いてくる。生理学的に、交感神経優位の状態から『瞬時に』副交感神経優位に切り替わることが可能だろうか?…変わったけど(笑)。『副交感神経優位→交感神経優位』は一瞬で起こり得ることは、経験的にも分かります。しかし『交感神経優位→副交感神経優位』には時間がかかるのが生理学的常識ではないでしょうか。でも、実際にこの目で見た現実は…。揺れている振り子はすぐには止まらない…ハズ。走った直後に、落ち着いてメシは食えない…ハズ(笑)。押圧刺激は常識を覆す!?謎は深まるばかり。一体どういったメカニズムなんでしょう?疑問に答えて~!教師猫先生~!

養成講座に来られなかった方々のために、オマケ。Aさんの主訴は、手の痺れでした。原因は…あえて書きません(笑)。誰かに聞いてね。上記の腹部のあと、手をちょこっとやってオシマイ。痺れはなくなりましたとさ。チャンチャン。( ´⊿`)y-~~

Re: Re: 養成講座での出来事。  投稿者:教師猫 投稿日:2006/01/27(Fri) 13:51 No.1214

粉雪さん。いらっしゃい。

掲示板への書き込みは初めてですか。今後は気軽にみんなも誘って書き込んで下さい。
>『副交感神経優位→交感神経優位』は一瞬で起こり得ることは、経験的にも分かります。
>『交感神経優位→副交感神経優位』には時間がかかるのが生理学的常識ではないでしょうか。
>でも、実際にこの目で見た現実は…。押圧刺激は常識を覆す!?謎は深まるばかり。
>一体どういったメカニズムなんでしょう?疑問に答えて~!教師猫先生~!

久しぶりに大きな餌が教師猫の前に落ちてきた感じ。でも、ウッカリくらい付くと釣り上げられそう。

>『交感神経優位→副交感神経優位』には時間がかかるのが生理学的常識ではないでしょうか。

教師猫も同意見です。では皆さんが目撃したものはなんだったんでしょうか?
あれは事実です。さらに、周りを取り囲んだ受講生たちに向かって、「唇の色や、顔色を見とけ~」と言えるのは再現性があるからです。唇の色は青く、顔色は真っ白…この状態から被術者にとって劣悪な環境のまま、交感神経の異常緊張を短時間で取り去る。生理学的には非常識であっても、事実があります。予告し再現できるのですから、偶然ではありません。粉雪さんの質問(これらのメカニズム)に一応答えたいと思いますが、答えるための条件をそろえますので、少々時間をください。粉雪さんの疑問に答えるためには、当時の状況等を具体的に説明する必要があります。そのためには、被験者のAさんの個人情報が不可欠となります。彼女からの許可は教師猫が取り付けますので、他の方は彼女に協力要請をしないでください。 条件が揃いましたら例の場所に書き込みます。

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お答えします。

被験者Aさん

今回の〔指圧研究会・咲晩〕スタッフ養成講座で、偶然にも被験者となったAさんは、スタッフ養成講座の受講生で小柄な独身女性です。Aさんは現在某養成学校の3年生で、彼女の話によると、某養成学校の1年生当時から実技中の被術による体調不良をおこし、学校関係者に付き添われ帰宅するという事態が重なり、学校長から実技における被術免除ではなく、被術禁止命令が出されているとのことです。

以前、〔指圧研究会・咲晩〕スタッフ養成講座の担当者から『学校長から被術禁止命令が出されている学生が参加したが、いかに対応すべきか』との電話連絡があり『通常のディファンス対応法』を指示したのですが、腹部に触れる前に激しいメンタルディファンスが生じ対応できないばかりか、交感神経異常緊張が激しく放置できない状態となってしまったとの連絡が数分後に入り、電話による『リモコン施術』に切り替えることで難を逃れました。入学以来、彼女の『被術不可』を聞きつけた某養成学校の猛者達が彼女の心身に『激しい交感神経異常緊張』を加圧による条件反射として学習させてしまったようです。

その後、スタッフ養成講座での受講も某養成学校に準じるようにしていますが、教師猫が彼女の受講を某養成学校に準じるように指示する際に“交感神経異常緊張緩和術”と言う用語を使い説明したため、〔指圧研究会・咲晩〕スタッフに、教師猫は腹部を触れるどころか、近づくだけで激しい交感神経の異常緊張を生じる彼女に初対面でいかなる対応をするのかという興味以上の論争が湧き上がったそうです。


掲示板でのやり取り

教師猫が彼女と会ったのは、2005年1月16日の〔指圧研究会・咲晩〕スタッフ養成講座へ“顔見せ参加”したときでした。『先生、実技の手本をみせてください』と要望され、彼女を一方的に被術者にしました。有無を言わせず被術者にされた彼女は、途端に交感神経異常緊張状態になり、教師猫がスタッフ養成講座受講生に施術手順を説明する猶予はありませんでした。後日の掲示板でのやり取りを掲載します。

ありがとうございます  投稿者:お味噌 投稿日:2005/01/22(Sat) 17:38 No.461
先日、平島先生の指圧を受けてきました。実は私、指圧師を目指しているくせに指圧を受けると具合が悪くなるので、苦手なんです。なのに、平島先生から横になるように指示されて、拒否できない、逃げられない、他の人と代わってもらうこともできない。とにかく怖くて、怖くて、怖くて……。「平島先生の指圧を怖がるなんて」と思う方が大勢いらっしゃると思いますが、理屈じゃないんです。ところが先生の手が触れた瞬間「全て理解してもらえた」と感じました。ここまでが心の変化だとすると、肉体の変化はもっとすごいです。筋性防御でガチガチの腹部だったのですが、指が触れているところが、突然、フワフワフワ~~っとなったと思ったら、先生から押している所を触れるように指示されたので、先生の指に指を重ねてみました。その時になって初めて指がものすご~~く深く沈み込んでいることに気がついたんです。肉体の変化に感覚も思考もついて行けず、正直なところ、何が起こったのか理解できませんでした。先生の「君が悪いわけでも、指圧が悪いわけでもなくて、技術が悪いんだよ」という言葉に深い説得力を感じました。ちなみに指圧後の体調の変化を記しておきます。指圧直後は体がだるい感じで、お腹がグルグルよく鳴っていました。帰宅途中でお腹が張ってきて、帰宅後やけにたくさんガスが出ました。翌日は一日中眠かったです。翌々日あたりから通常の体調に戻りました。この間、体調が悪くなるのではないかという心配は全くしませんでした。(「当たり前だ」と怒られそうですが……)

Re: ありがとうございます投稿者:教師猫 投稿日:2005/01/23(Sun) 00:07 No.463〔抜粋〕
お味噌さん。掲示板への指圧体験の書き込みは少ないのですが、特にメンタルディファンス解除の体験報告は初めてだと思います。お味噌さん。体験を公表していただいて感謝します。読者にわかりやすいように、少し、状況説明を加えさせてください。

>先日、平島先生の指圧を受けてきました。

これは、お味噌さんが教師猫の治療を受けに来院されたのではなく先日の〔指圧研究会・咲晩〕スタッフ養成講座の『一こま』の出来事です。咲晩スタッフより養成講座の受講生に「指圧拒否の人物がいる」との報告は受けていました。咲晩スタッフより対応法を問われ「現場で対処するから本人には何も伝えないように」と答えておきました。会場で偶然にあなたは何も知らず、偶然モデルにされたと感じたでしょうが、お味噌さんが会場で偶然モデルに選ばれたわけではありません。ですから、いかなる手段でも絶対に逃げることはできなかったのです。ごめんね。お味噌さん。
教師猫はタイミングを測りながら、あなたを狙っていたのです。さらに、精神的に落ち着かせないように人垣を作り、手の冷や汗を確認し、顔面が緊張で蒼白になるのを待ちました。もう一呼吸させれば・・・、お味噌さんはパニックで拒否の声を上げたでしょう。本当に怖かったと思います。
もう一度、お味噌さんごめんね。そしてありがとう。それとお味噌さん、指圧を好きになってくれたかな…自分がキライな方法で人を喜ばせるなんて・・・。 お味噌さんの過緊張、それにメンタル・ディファンスは講習会ではなかなか見学できないレベルですが、臨床の場、特に初診の脳性麻痺児では珍しいものではありません。ですから、咲晩スタッフにとっては『いつものこと』ですが、 養成講座の受講生にとっては希少な体験になると思います。


初対面での施術

掲示板に書き込んでくれた、“お味噌さん”ことAさんに限らず、 〔娘の笑顔に妬けちゃいました〕にも掲載されているように、押圧法による“交感神経異常緊張緩和術”は被術者を落着かせるために用います。しかし、今回の養成講座での出来事は少々異なりました。教師猫の禁止の指示を無視し、無謀な挑戦をしたお味噌さんに対する罰?を含んだ“交感神経異常緊張緩和術”による押圧法認識指導でした。






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