ブリーフとトランクス
性の獲得により死を誕生させ“個の確立”という戦略を築き、急速に進化した生命は、次なる高等化や生存効率向上などの手段の多くを雌に委ねました。雌は生命から与えられた特権で雄に飽くなき要求を突きつけました。それは種の存亡さえ脅かすものでした。生命は雄にも種々の対抗手段を与えました。
生命は雌の、飽くなき要求による“雄間競争”の暴走を恐れ、“精子間競争”を手段に加えました。さらに雌の特権を剥奪する手段を、ある種の雄に与えました。
哺乳類の雄は、胎生初期に腎臓付近で発生させた『精巣』を、自らの深部体温から配偶子を守るために余儀なく移動させ“雄の急所”と呼ばれるほど無防備にしました。
近年、『男性性更年期障害』と呼ばれる疾患が増加しています。50歳前後の男性が突然に“うつ症状”を示す、『燃え尽き症候群』と酷似した症状が現れます。症状改善の為に『抗うつ薬』が投与されますが、抗うつ薬の効果が認められないという特徴があります。血液検査の結果に『男性ホルモン』低下が著しく認められ、ホルモン補充により著しい改善が認めらます。
さらに近年、日本人青年の精子量減少が問題化されています。多くの複合要因が考えられます。
ジェンダ-(gender)の確立やアンダーウエアーの配慮も重要です。
『アンダーウエアーの機能と精子の性質による、避妊や産み分けも可能です』
洋行帰りの人の話に耳を傾け、「西洋紳士はブリーフにトランクス、その上にズボンをはく」と聞きつけた残切り頭の自称紳士達、彼らが白癬菌の餌食になったのは当然のことです。
『世界に類のない日本の梅雨、国際気象学用語では〈BAIU〉と表示します』