安全のための注意
Q 安全に指圧をする為の注意を教えてください
指圧前の注意(手指を清潔にする等)を守ってください。
受手に指圧による苦痛がなければ、安全と考えてください。
受手の表情を注意深く観察しながら指圧する。(目を離さない)
受手の体位を、リラックスしやすい体位に保ってください。
枕やクッションなどで、体を安定させる。(隙間を作らない)
受手が押手の確認ができる位置から、指圧してください。
声をかけて、お母さんが指圧していることを、わからせる。
効果を急がないでください。
Q 腹部指圧の(具体的な)押し方や注意を教えてください
あえて、危険な押し方から説明いたします。最も危険な押し方は受手の苦痛を無視して、急激に深く押すことです。(絶対禁止)
手指を温めてください。両手を合わせて、擦ってください。
手掌が暖かくなり同時に汗をかいてきます。
汗をかいたら手掌を、上に向けて両手を開いて下さい。
暖かいさらっとした手になります。
冷たい手でいきなり押されたら、受手は拒否します。
圧の加減が最も重要です 。強すぎても、弱すぎてもいけません。
水道のホ-スから水がでている様子を想像してください。ホ-スの口を押さえると、水の勢いが増します。強く押さえすぎるとホ-スが外れたり、蛇口等から水が噴き出したりします。腹部血管でも同じことが起こるというイメ-ジで指圧してください。強すぎると危険です。
逆に、弱すぎると強い皮膚反射をおこし、腹直筋の緊張が増し、全身に強い筋緊張が起こり、指圧の効果が望めません。