抗重力ブラ・8
抗重力ブラのずり上がりテスト
抗重力ブラは、アンダー位置を保つ機能に優れています。「カップに余裕があると、ブラがずり上がる原因になる」という、今までの当業者常識に挑んでみました。
乳房欠損患者に依頼し、抗重力ブラのずり上がりテストを行いました。
写真左は、モデルの普段の着こなしで、挙手した状態です。
モデルは、ブラスリップを着用し、その上に従来のブラジャーを着用しています。
従来のブラジャーを肌に直に着用すると、動作の度にずり上がり、手直しが追いつかない。しかし、ブラスリップを着用することで、ブラスリップを引っ張れば、上がりすぎてしまったブラのカップを元の位置へ戻すことができる。ブラスリップの着用は、そのための対策とのことでした。
写真右は、抗重力ブラを着用し、挙手した状態です。
動作によるずり上がりはなく、アンダー位置が保てたため、ブラスリップの着用が不要となりました。パットの代用として、左右ともにハンカチを2枚使用しました。
上肢動作に伴う乳房部の動きは自然で、上肢動作に伴う抗重力ブラのずり上がりは生じませんでした。ブラスリップ着用の有無は、ウエスト部で確認することができます。
抗重力ブラでは、前面土台部を皮膚へ密着させることで、ブラジャーのずり上がりを防止しています。皮膚へ密着させるための力は、アンダーを強く締め付けることによって得ているものではありません。
そのため、サンプル(B65~G80)のホック(留め具)サイズは、アンダーやカップのサイズに関わらず同一とすることができました。
動作に伴うずり上がりテストの詳細は、『動画・ずり上がりテスト』で確認してください。
2013年5月26日、動画を入れ替えました。
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