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06・教師猫は、〜ません(2)

スタッフ養成講座受講生や読者の皆さん・・・。~ません。の内容には驚かれたようですね。特に、『受け取りません』は「あまりにも非常識でそんなことは出来ない」と叱られそうです。
でも、「先生、私が作ったの。食べて!」と言われて、中身も確認せずに、「いただきます、ありがとう」と受け取り、中身が嫌いなで苦手な食べ物だったら、あなたならどうしますか?

教師猫は頂いたら、必ず食べます。患者さんは「食べれた?キライだった?」などと聞いてきます。教師猫はさらっと本音を言います。嫌いなものを頂き、食べもしないのに美味しかったと答える。日本人には「相手の気持ちを考えると、嫌いとは言えない」とか「嘘も方便」と言って、『目先の和』を大切にする『親切な嘘つき』が多いようです。でも「美味しかった」と答えれば、患者さんは一生懸命、何度も何度も『心を込めて』持ってきてくれますよ。

4月の末は教師猫が「ワクワク」する季節です。初めてのお給料で教師猫にプレゼント・・・。教師猫は『茶や緑』の色が好きです。(この情報・・・待合室に掲示しようかな)


覚えていません。

教師猫はおしゃべりです。大勢の患者さんと様々な話をします。しかし、話の内容を正確に思い出すことはできません。別に『呆けた』わけではありません。元来、それだけの記憶力を持ってはいないのです。 時には、治療中に(別の人からの)電話相談に答えていることも珍しくはありません。ですから、患者さんとの話の内容を全て覚えていることはありません。教師猫は、多くの患者さんから様々な相談を受け、その都度アドバイスをします。類似した幾つかの相談が同時進行していることも稀ではありません。時に混乱したり、取り違えそうになることもあります。 しかし、常に、患者さんに『本音の意思表示』を求め、教師猫も本音で対応するという長年の慣習によって生じた『教師猫ルール』でトラブルを回避しています。


信用していません。

教師猫の習性で教師猫が『患者さんの行動を原則として信用しない』のも大きな特徴です。怒鳴られそうですが、教師猫が人の行動を信用しない最大原因は教師猫自身にあります。
教師猫は他人との約束は守れても、最も把握が容易で、コントロールも簡単なはずの自分自身が立てた計画に、自身の行動が伴わないことが多いのです。特に“自身の為に”という内容の計画が苦手で、最も実行に移していません。約束をたがえればそれは裏切りです。しかし、『教師猫を絶対に裏切らない』と教師猫が確信できるのが教師猫自身です。でも、教師猫が“自身の為に”立てた計画に対し最も軽んじた行動をとるのも教師猫自身です。教師猫は自身の行動を分析し、自己嫌悪や自暴自棄に陥らないために、巧みに知恵を働かせ、『行動は伴わなかったが、自身の心が自身を裏切ったわけではない』と己の行動を正当化するための合理化的適応を行なっています。

己の行動さえ信じられない教師猫ですから、他人の行動を信じるとは考えないでください。教師猫の指導で、あなた自身が“自身の為に”行動を決意したのに、行動結果が伴わなくても自身を責めないでください。それは、あなたの教師猫やあなた自身に対する“裏切り”ではありません。単に“自身の為に”という行為には行動が伴いにくいだけです。教師猫は如何様に約束されてもあなたの行動は信じません。しかし、あなたの心は信じて接します。自己の行動に苦しんだり自己嫌悪にならないように、自信の心を信じ胸をはってください。


理由は問いません

教師猫の長い間の慣習(ルール)はマダマダいろいろあります。教師猫は患者さんに指導した内容については、その履行状態を具体的に細かく問いますが不履行の理由を問うことは全くありません。患者さんが不履行の理由を告げようとしても、遮ることがしばしばです。それは疾病治療を行なうのに指導に対する不履行理由は不要だからです。読者に誤解を与えるので書き加えますが、教師猫の指導は、患者さんの症状や社会的立場を踏まえ、現時点で可能か否かを考慮し、患者さんと相談した上での具体的で行動可能内容です。当然ですが立場的に履行が困難なことや痛みなどを伴う指導は含まれません。

余談ですが、教師猫の治療室では『予約のキャンセル』にも理由は問いません。連絡のみで十分です。さらに、教師猫に配慮し「予約時間に間に合わないと、ご迷惑をかけるので」と前もってキャンセルする患者さんより「何とかしようとしたけれど、やっぱり無理」と予約をドタキャンする患者の方が教師猫は好きなのです。








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