抗重力ブラ・3
バストを下から押し上げると
鏡の前に立ち、バストの動きに着目しながら、ゆっくりと大きく息を吸い込んでください。息を吸うたび、バストは上へ動きます。
次に、手のひらでバストを下から支えながら、ゆっくり押し上げ、息を吸い込んでください。バストを下から押し上げると、バストに加わる重力が軽減され、呼吸が楽になります。バストの自重(重さ)は、呼吸を妨げているのです。
次に、ブラジャーを着用したまま、バストを下から押し上げてください。
呼吸が楽になったのであれば、そのブラジャーには、バストの自重(重さ)を下から押し上げる機能が十分に備わってはいないと考えられます。
教師猫は、バストの自重(重さ)を下から押し上げる機能をブラジャーに付加することを課題とし、抗重力ブラの構成に挑みました。
ノーブラはお勧めできません
裸で過ごす裸族とノーブラで衣類をまとう女性とでは、乳房下垂の速度は異なります。裸で過ごすよりノーブラに衣類をまとう方が、乳房下垂は加速するのです。これは、衣服圧によるものです。そのため、ノーブラはお勧めできません。
俗説について
万葉の人々は、敬愛の念を込めて実の母親を「垂乳根の母」と呼びました。それは、すべての女性がノーブラ状態で衣類をまとっており、現代でいう重度の乳房下垂が皆に等しく生じていたためだと考えます。
乳房下垂の予防や改善に大胸筋等の筋力アップを促す意見があります。
しかし、巨乳症患者の乳房下垂について学び、乳房下垂に大胸筋を含むすべての骨格筋が関与していないことを知れば、「筋トレ論」は消滅すると考えます。
「クーパー靭帯(乳房支帯)の損傷によって、乳房は下垂する。損傷したクーパー靭帯は再生できないため、乳房下垂の改善は不可能となる。」という乳房下垂の原因として挙げられている説があります。
クーパー靭帯の損傷を乳房下垂の一因と位置付けることはできますが、それは加齢や重力等と同等の副因に過ぎません。乳房下垂の改善に、その主因を知ることは欠かせないと考えます。
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