慰安家と治療家
先日、地元中学校の課外授業として"職場見学"がありました。当院にも数名の見学者があり、その際の説明用資料の一部です。
あん摩・マッサージ・指圧師は、同じ国家資格です。しかし、慰安を目的とする慰安家と病気の治療を目的とする治療家に分かれます。(慰安とは苦労を慰めるために、楽しい思いをさせることです)
慰安家の仕事:自覚症状を聞き、自覚症状を改善する。(対症療法が中心)
治療家の仕事:他覚症状を判断し、病気の原因を改善する。(原因療法が中心)
慰安家の施術所では、あなたはお客様です。ご自身の希望の施術が望めます。
治療家の場合は、施術部位や施術法は治療家に任せていただきます。
指圧効果と痛みは無関係です。治療のためと、痛みを我慢する必要はありません。
指圧は、乳幼児から高齢者まで安心して受けていただけます。
指圧治療を希望される時、まず、その目的を明確にして、対症療法か原因療法を選んでください。
事前に、電話で質問されることをお勧めします。
(慰安家では原因療法は困難で、治療家は一次しのぎの対症療法を断ります)
【治療家の場合】
あらゆる質問に応じてくれるはずです。ともかく、あなたの疑問は尋ねてください。
うまく質問できなくて、質問が奇問、珍問、愚問になっても真剣に聞いて対応してくれるでしょう。
対応法もあなたに必要な答えを、あなたが理解しやすい言葉で説明する努力をしてくれるでしょう。
まず、電話で相談してみてください。相手が慰安家か治療家かが、はっきりすると思います。
慰安家も治療家もどちらもプロです。あなたの目的に合った方を選ばれることをお勧めします。