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教師猫ってどんな猫(5)

内弟子

ハリセンボンさんからの『内弟子の人数』やラ・カンパネラさんの『師匠と弟子との関係』の質問について答えていきます。辞書に、“弟子”は、 師に従って教えを受ける人。教え子。門人。(弟や子のように師に従う者)と書かれ、“内弟子”は、師匠の家に住み込み家事なども手伝い教えを受ける弟子と書かれています。2000年9月26日に発行された、徳治郎先生の悲報を伝えた新聞記事に、母のリウマチを治したくて指圧を始めた。「指圧」と言う言葉の名付け親でもある。生涯で治療した人は30万人以上。その中には(略)といった世界の有名人もいた。教え子も13万人を超えると記載されていました。

教師猫が寮生の頃は、徳治郎先生も日本指圧学校に住んでおられました。寮生の1日は校庭での朝礼で始まりましたが、雨などで校庭が使用できない時は、5階の道場で徳治郎先生から実技指導も受けることができましたので、教師猫の時代の寮生は、“内弟子”の条件を満たしていたと考えます。教師猫は当時の寮生の数を正確には把握していません。教師猫入寮(入学)時点で、同期の寮生は50人位いました。毎年の事と聞かされましたが数日から数週間で大勢が退寮し、夏休みが終わる頃には三分の一程度に減り、2年生に進級する頃には10人程度、卒業を共にした同期の寮生は7名です。教師猫が名前や顔を覚える間もなく、数日から数週間で退寮した人も朝礼に参加し徳治郎先生から直に教えを受けています。雑用も行っています。彼らは“内弟子の条件”を満たしています。ですから、彼らの『私は浪越徳治郎先生の元内弟子で浪越徳治郎先生から直接教えを受けました』との発言は事実となります。教師猫の卒業後数年で寮は取り壊され寮生はいなくなりました。しかし、学院時代から数十年、“内弟子の条件”を満たしている人は大勢いると考えます。


直伝の書

『右の者浪越流指圧術の流祖直伝を受けたることを証す 流祖 浪越徳治郎』と書かれた、“直伝の書”なるものが存在します。これは、浪越徳治郎先生による『直伝会』と呼ばれた講習会への受講生に対し発行された受講証明書です。『直伝会』の受講対象者は、受講を希望し数万円の受講料を納めた2年生に限られましたが、学年末に年1回、教師猫の学生時代の前後、数年間のみ行われました。教師猫も受講しました。その時は、受講生同士が術者と被術者に別れ、浪越徳治郎先生の号令による全身指圧の実技指導を受けました。その後、『流祖直伝』と書かれた額の前で、浪越徳治郎先生と個別写真を撮影して、終了。後日、四つ切サイズの写真と共に受講証明として渡されたのが“直伝の書”なるものです。

『直伝会』は様々な波紋を呼び、わずか数年で中止されました。『浪越徳治郎先生の号令による実技指導を一度受けただけで“直伝の弟子”を名乗るとは…ケシカラン』と、ご立腹だった○○先生、あのお金で“美味しいものを食べた”のは、どこのどなただったでしょう。彼らも“浪越徳治郎先生の直伝の弟子”を堂々と名乗る資格を獲得しているのです。

『直伝会』を受講し、“浪越徳治郎先生の直伝の弟子”の証拠となる『流祖直伝』と書かれた額の前で、徳治郎先生と写った“四つ切サイズの写真”と“直伝の書”を愚かにも教師猫はどこかに“仕舞い忘れ”てしまいました。教師猫の待合室に飾っている特大(全紙サイズ)の写真は『直伝会』で受け取った“四つ切サイズの写真”をコピーして拡大したものではなく、開業の折に寄贈されたものです。写真を見るたびに“額代は自己負担”とぼやいています。

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師匠との関係

徳治郎先生と寮生の関係については、教師猫の“同期の寮生が体験した事柄”を先輩や後輩も伝統的に体験したと長年思っていました。教師猫は近年知った事柄ですが“教師猫と同期の寮生”は、寮生の実態に詳しい学校関係者から『先生に、あなた達ほど可愛がられ指導を受けた寮生はいなかった』と言われるほど恵まれていたようです。

教師猫と徳治郎先生の関係は〔暴露犯〕に記載しましたが“○○先生”を始め、同期寮生と徳治郎先生との関わりも深いものでした。“○○先生”を始め、同期寮生の皆さん。あなた達も個別に会長の実技指導を受けていたでしょう。さらに、徳治郎先生に連れられ河豚や寿司、そして美味しいお酒を楽しんだでしょう。その時、ご馳走の席には一度も誘われず、学校中の便所掃除と廊下のワックスがけを一人でやっていた人物を覚えていますよね。“○○先生”を始め、同期寮生の皆さん、会長には全員で他の寮生の百倍感謝しましょう。






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