ダイエットについて-1
世は飽食の時代です。健康管理の為にダイエットは大切です。しかし、知識不足よる安易なダイエットは、予測もしないリバウンドや重篤な事態を招きます。
運動中の呼気を集め分析すると、消費したエネルギーの質や量がわかります。激しい短時間の運動では糖質、ゆったりとした長時間の運動では脂肪(脂質)を消費します。急速に血糖が消費されると、急激な空腹感に襲われます。空腹感に襲われた胃腸は消化吸収活動を活性化し、身体は消費量以上の糖質を要求します。余分に吸収された糖質は脂肪に変えて貯えます。
空腹を満たし身体に満腹感を与えるのは、血糖の上昇あるいは胃の拡張刺激です。摂取過剰にならず速やかに空腹感を満たすには糖類を摂取して下さい。同じ糖類でも多糖類より単糖類が有効です。多糖類は多くの単糖類が鎖状につながった複雑な構造を持つ糖類で、腸では単糖類の形に消化された糖類でなければ吸収されません。両者を区別する実用知識として、"多糖類は甘味が弱く、単糖類は強い"と覚えてください。注意が必要なのは脂肪の摂取です。空腹感を満たすための脂肪摂取は過剰なエネルギー摂取につながると考えて下さい。
急激な空腹感を満たす非常手段としては、角砂糖をゆっくりなめてください。
砂糖単糖類のため吸収が早く急速に血糖値を上げることができます。
くれぐれも摂り過ぎに注意してください。
100kcal(キロカロリー)のエネルギーは清涼飲料水1本、お饅頭1個、ビスケットなら2枚で摂取できます。消費するためには縄跳び1000回、腕立て伏せ300回、階段上りなら500段の運動が必要です。
≪紅茶とケーキのセット“縄跳び3000回”・・・召し上がれ≫
絶食によるダイエットは危険。著しい食事制限や運動を伴わないダイエット法は専門知識が不可欠で、逆効果のみならず、重篤な事態を招きます。
≪聞きかじりの安易なダイエットは危険な行為です≫
講義で具体的に説明します。詳細は質問して下さい。個人別に指導します。