第31回 受講生感想文
最小スタンスに対する養成講座受講生の感想文
2005年1月に指圧研究会・咲晩講習会記録より〔指圧研究会・咲晩〕メンバーの〔最小スタンス感想文〕を抜粋して掲載しました。今回は、彼らが指導するスタッフ養成講座受講生から寄せられた感想文の中に“最小スタンス感想文”がありましたので掲載します。〔指圧研究会・咲晩〕スタッフ養成講座講師および受講生諸君、双方の“最小スタンス感想文”を参照し、今後の指導および受講に役立ててください。
受講生A
最小スタンスは、今の自分の最大スタンスを確認するために、とてもいい方法を教わったと思ったが、そのスタンスを続けていると腰が痛くなってくるというのは、どこか基本的なところでギアか、あるいはベルトがズレているのを感じた。 足や膝の位置を変えずに自分の楽になる場所、スタイルを探せばいいというアドバイスであったが、自分で勝手に探すと更にズレを拡大させてしまいそうな不安がある。 今までイメージ的には理解できているが、体が指が思う様に動かないと思っていたが、時間か使えるようになったため、思う様に動くまで練習してみたいと思う。
受講生B
今日は最小スタンスを教わり、最大スタンスよりも体のバランスを意識することができました。すごく不安定な感じでしたが、最小スタンス後に最大スタンスを行った時に、今まで以上の安定感がありました。今後、最小スタンスの練習をしようと思います。 また、スタンスの練習で尻尾の足での支えが、とても重要であることを体感しました。今までうまく意識して使うことができませんでしたが、本日の講習で少しだけ支えのコツを教わり、普段からもっとうまく使えるように練習したいと思います。 四指操作や指圧する部位に手を置くことの難しさを再認識しました。母指がふれないようにくり返し練習してきたいと思います。
受講生C
最小スタンスで押した後の、最大スタンスでの押しやすく、安定して押せた時の安心感というのでしょうか。普段あまりスタンスを意識してやっていなかったので、勉強になりました。四指を使う事も、もっと意識してやらなくてはいけないと思いました。○○先生のお話も聞けて良かったと思いました。 最近はあまり体験談が聞けないので、たまには聞きたいです。 有難うございました。
受講生D
今日は初めて最小スタンスを習いましたが、バランスをとるのが難しく、意識する所がわからなかったのですが、「足の裏を意識するように。」と教えていただいたので、練習しようと思います。 圧す時に、どうしても圧迫の手の形になってしまい悩んでいましたが、小指球側に意識を集中させると少しはましな形になることを教えていただいたのでボールを使って試してみたいと思います。
受講生E
今日の講習会でスタンスをやっていると自分の意思では体の震えを止めようとしているのですが、なかなか震えが止まりませんでした。普段ボールやビー玉の練習はやっていたのですが、スタンスの練習はあまりやっていなかったので、やっぱり成果はなかったです。 来月の講習会までに体の震えを止めてスタンスをとれるようにしたいと思います。 後、圧迫のくせがついているみたいなので、その点も注意していきたいです。 本日は、ありがとうございました。
教師猫からの一言
〔指圧研究会・咲晩〕スタッフ養成講座では、個別に各人の実力に応じた指導を行ないます。ですから、〔指圧研究会・咲晩〕スタッフ養成講座受講生からの『同じテーマ』の感想文が揃うことは少ないのです。
教師猫は感想文を読んで、『講師が教師猫の指示を忠実に守って指導している』ことを強く感じました。残念ながら、教師猫が指導する〔指圧研究会・咲晩〕の講義や実技にマニュアルはありません。教師猫自身が“指導効率”を暗中模索しているのが現状ですから、(意図的ではないのですが)咲晩メンバーが一足飛びの高レベルな講義や実技に翻弄されて頭を抱えることはしばしばです。これに比べ、スタッフ養成講座受講生諸君は“実に効率の良い”指導を受けていると感じます。スタッフ養成講座受講生諸君脇目を振らず、担当講師の指導を忠実に守り、下を向いて技術習得に励んでください。これが、押圧法技術向上の最善法です。感想文を読み、技術習得の悩みが自分だけではないことも認識してください。
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