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第12回 スタンスのバリエーション

待機中

準備中から待機中にかわりました。

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みんなのレベル上昇で原稿アップするよ。


『待機中』が1年以上も続いてしまいました

“スタンスのバリエーション”と題して、2005年1月に掲載の準備をしたのですが、結果として『待機中』が1年以上も続いてしまいました。咲晩スタッフ養成指圧講座を書き始めた時にはスタンスバリエーション掲載に、これほど躊躇が必要となるとは考えもしませんでした。先日(2006年3月5日)、最小スタンスに対する〔養成講座受講生の感想文〕をUPしながらスタンスのバリエーションを『待機中』のまま放置するのは・・・。しかし、基本技術を未修得のままで教えるのも・・・と思案しています。


3種のスタンスについて

基本の基礎作り〕でも述べましたが『基本の基礎』とは、その上に基本が成り立つ土台となるものです。基本の基礎とは基礎であり、基本ではないと考えます。基本とは初級レベルを意味するものではなく、“物事がそれに基づいて成り立つような根本”で必須要素です。押圧法の基礎は『自支』と『把握』です。これらを基本の基礎とする加圧が『押圧』です。そこに、理論や実践的矛盾が生じては成立しません。

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写真は押圧法の『3種のスタンス』です。これらは、片膝立ち姿勢による加圧の基本の基礎となります。プロ仕様の基礎ですから危険が伴います。『てのひらの会・咲夢』の皆さんは練習しないでください。

【3種のスタンスの意義】
3種のスタンスについて現時点における意義を概説します。

〔基準スタンス〕
臨床現場で多用する実践的なスタンスです。しかし、姿勢の安定が最も容易なスタンスであるがゆえに押圧法の“基本の基礎習得訓練法”としては、精度等の自己判定が困難で不適なスタンスと考えます。

〔最大スタンス〕
基本を習得する時の基礎となるスタンスです。誤解を避けるために概説しますが、“基本を習得する時”とは、一般でいう“基本の基礎習得時”とは異なります。押圧法では“レベルアップに準じた”基本を習得する必要が生じます。押圧技術や精度向上の度に最大スタンスでの習練による習得が重要となります。最大スタンスを書体に例えるならば“隷書”です。技術習得法や精度等の自己判定も容易となります。

〔最小スタンス〕
最大スタンスでの習練目的を“隷書の習得”と例えれば、最小スタンスでの習練は“草書技術の習得”と捉えることができます。指圧を業とし、疾病治療専門の臨床指圧師となるためには治療技術の確立や向上も重要ですが、腕力や体力に依存しない継続(一日中の)施術技術の獲得も必要になってきます。腕力を必要とせず“支点や力点を定めない”操作の習得に、最小スタンスでの習練は最適と考えます。


押圧法習得の極意

押圧法習得に極意があるとすれば・・・それは、“上を見ず、下を見て基本を基礎から積み上げること”と考えます。そのために、〔指圧研究会・咲晩〕およびスタッフ養成講座受講生において個人指導を中心としています。技術向上の近道は、技術評価は担当講師に委ね、与えられた課題を繰り返すことです。







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