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13・しったかぶり

“しったかぶり”を辞書で引くと『それほどよくは、または、まるで知らないのに、知っているようなふうを(得意になって)すること』と書いてある。『講釈師、見て来たような嘘を言う』という表現もある。バーチャル世界での“押圧法名人”を自称する教師猫が自己を評価すれば、教師猫は、“しったかぶり”や “講釈師”程度ではなく、『しったかぶりの講釈師』となります。


失敗から学ぶ・・・?

技術習得に“失敗は付き物”とか、“失敗に学ぶ”のが『技術習得の基本』ともいわれます。『失敗が技術向上の糧となる、失敗を恐れず習練あるのみ』と言われるのですが・・・

絵画や書を学ぶ過程での“やってみたがうまくいかない”という結果は、『しくじり(失敗)』と評価されることはなく、書き損じの山は、習練(努力)や経験として認められると考えます。竹細工の“見習い職人”が竹を折れば、親方に注意され、度重なれば怒鳴られるでしょう。しかし、『最初から(竹を折らずに)うまくいく方がおかしい』とか『折ることで、折らない工夫や技術が生まれる』とも言ってもらえるでしょう。技術習得時には“失敗は付き物”でしょう。“失敗に多くを学ぶ”ことの重要さも感じます。しかし、指圧技術習得においては、“受手の肋骨”を折って、『折ることで、折らない工夫や技術が生まれる』とは絶対に言えません。

押圧法の習練は『失敗を恐れず、習練』でなく、『失敗を恐れ、危険回避術の習得』です。押圧法の危険回避術は、臨床での“失敗経験の集積”から体得するものではありません。押圧法の危険回避術は、加圧による危険(危険な加圧法)を物理学や医学などに基づき理論的に解明し、バーチャル(仮想現実)世界でのシミュレーション (模擬)で学びます。


『一発レッド』ではありません

教師猫は、確実な危険回避術を、“臨床での失敗経験の集積”で体得することを禁じます。臨床現場の危険はレッドカードではなく、“選手登録抹消”です。『経験値』にはなりません。


理論化すれば技術です

臨床現場の治療家には、“確実な危険回避術”を失敗から学ぶことは許されないのです。そのために、押圧法による危険回避術は体験的失敗の集積から体得するものではなく、加圧による危険性を医学に基づき、様々な角度から理論的に解明し、まず医学的知識に欠ける危険性を回避します。さらに、患者が“人であるがゆえ”に起こる危険を考慮します。 これらに、〔治療ってな~に。〕 〔ホメオスタシス〕 〔情報伝達システム〕 〔自律神経失調症〕 〔情動と理性脳〕 〔(2)〕 〔(3)〕 〔(4)〕 〔(5)〕 〔(6)〕 〔(7)〕 〔(8)〕 〔(9)〕 〔(10)〕 などの意識や理論は、単なる基礎の一部の参照にすぎません。【詳細は講義で指導していきます】

授乳間隔について、『赤ちゃんが、欲しがったらあげなさい』といった指導がなされますが、このことを『赤ちゃんが、泣いて欲しがったらあげる』といった“赤ちゃんが泣く”のを授乳の目当てとすることがあるようですがこれは誤りです。赤ちゃんを観察していれば、泣き出す前に、“お腹が空いた”という合図を送ります。この合図を観察により発見し、見落とさないことが重要となります。『空腹に耐えかね、“泣いて”訴えないと、授乳してくれない母親』と『わずかな動作で察してくれる母親』のどちらを強く信頼できるでしょうか。さらに、、“泣け”ば要求を満たしてくれることを学習し、“泣くこと”を最良の要求達成手段とし常用します。

押圧法では、自覚症状に頼らない他覚的診断を基礎とします。患者に迫る危険を様々な角度から理論的に解明した医学的知識と他覚的診断により回避します。医学的な知識や押圧操作の基本に欠ける危険回避は論外としても、患者が『人であるがゆえ』に生じ得る多様な危険性があります。さらに、ここには、カオスや非線形の世界が広がり、対応法の技術化が困難とされているようです。しかし、カオス(実際上、結果が予測できない現象)と捉えられ、“初期条件のわずかな差”と判断されている“わずかな差”の判断基準となっている“基点や角度”の見直しや線形思考での判断を非線形思考に変えることで、これらは“教師猫の技”ではなく、“教師猫のポッケ段階”ですが、技術としての理論化ができました。


教師猫の告白

教師猫の危険認識や確実な危険回避術などは“臨床現場での経験集積”で体得したものではありません。その全てがバーチャル(仮想現実)世界でのシミュレーション (模擬)から学んだものです。教師猫の危険認識が『しったかぶりの講釈師』であることを告白します。









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