人の脳の重さ
人の脳の重さは出生時で約400g、1年で2倍以上、6才位で成人と同じ1250g位にまで成長します。チンパンジーは出生時で約200g、大人で約2倍。人は健康に生まれても、未熟です。あらゆることを学習で習得するのは、人の定めです。
生命維持に不可欠な体温の調節や睡眠のリズムさえ学習習得が必要です。
生後2~4ヶ月までは生まれつきの原始反射で補いますが、原始反射消失までに学習が必要なのです。1000人に2人の割合でおきる乳幼児突然死症候群(SIDS)もなんらかの原因による学習不足が原因と推測されています。
運動機能や運動能力の学習の際には多くの条件が必要となります。最も重要なことは教育です。江戸時代以前の日本人はそのほとんどが走れませんでした。
血液は何故必要になったのでしょうか。
36億年前に発生した最初の生命に血液はありませんでした。
地球に最初の生命を産み育んだのは、潮流の激しい原始の海でした。
多細胞に進化したために血液や血管、さらに動物には心臓も必要となりました。
「入浴すると血液の循環が良くなり、疲労回復ができる」と言われますが、本当なのでしょうか。入浴前後の皮膚温をサーモグラフィーで計ると入浴後の皮膚温の上昇が認められます。これで『血液の循環が良くなった』と言えるのでしょうか。 解熱剤を使用した場合も同じような変化が認められます。
辛いものを食べたり、冷たいお酒を飲んでも身体が暑くなります。その際、最初に額や鼻の頭に汗をかきますが何故なのでしょう。
血液循環不良を改善するために、指圧は有効な手段です。しかしそのために、血液循環と指圧の関わりに対する十分な知識も必要となります。