日本人と肩凝り
日本人と肩凝り
愚問 投稿者:油揚げ 投稿日:2004/07/29(Thu) 00:14 No.207
お久しぶりでございます。
久しぶりの登場で大変申し訳ないのですが愚問をお許し下さい。
以前「解剖学の読み方」の中にあった「肩こりが日本人にしかない病気であることを知り、なぜ日本人だけ....。」がよくわかりません。勉強不足なだけでしょうけど。日本人と欧米人だとノコギリの使い方が異なるように使用する部位が異なるからなのか等々一人妄想の世界に入ってしまうことも。
知恵をお授け下さい。
Re: 愚問 投稿者:教師猫 投稿日:2004/07/29(Thu) 13:54 No.209
油揚げさん。教師猫は、何をどの角度からお答えすればいいのですか?
>「肩こりが日本人にしかない病気であることを知り、なぜ日本人だけ....」
とは、以前「解剖学の読み方」の中で、たまねぎさんに答えた「肩こりが日本人にしかない病気であることを知り、なぜ日本人だけなのかをリアル解剖学的に調べるのも面白いです。そうすれば、何処へ行っても治らなかった肩こりが治ったと、患者は喜んでお金を払ってくれます。少し、意地悪な回答法でお返事しました。言葉の意味が分からなければ再質問。これが、この掲示板のルールとしましょう。」がよくわかりません。と言うことなのでしょうが、具体的な質問がありません。
少し、意地悪な回答法でお返事しました。言葉の意味が分からなければ、「具体的に再質問」今後は、これをこの掲示板のルールとしましょう。
油揚げさん。具体的な再質問を待っています。
再質問 投稿者:油揚げ 投稿日:2004/07/30(Fri) 23:16 No.224
うまく言えませんが再質問ということでお願いします。
「肩こりが日本人にしかない病気である」とはなぜですか?以前施術した中国、韓国、ブラジル人にはあったと思いますが。
「リアル解剖学」の意味を教えてください。
油揚げさんへ 投稿者:教師猫 投稿日:2004/07/31(Sat) 15:00 No.225
油揚げさん。再質問をありがとう。返信に書き込むと前のページにずれ込みそうなので・・・。こんなテーマは「そんな馬鹿な」と相手にされないか「肩こりは日本人特有」と簡単に納得?して再質問が来ないのです。教師猫の自論である「日本人の病気を治すためには、日本人を知らなければ治せない」という入口です。 金になるテーマですから、もう少し付き合って下さい。
>「肩こりが日本人にしかない病気である」とはなぜですか?
> 以前施術した中国、韓国、ブラジル人にはあったと思いますが。
「そうですか、中国、韓国、ブラジル人にも肩こりがありますか。困りました」と答えましょうか。「そうですよ、でも、外国生まれで外国育ちの日本人には肩こりはありませんよ」と答えましょうか?怒っちゃだめ。臨床家はどんな場合にも怒っちゃダメ。患者さんとの縁は怒ったら切れるのです。「人ニハ|(が第)1」読めますか、(|は"しんぼう"と読みます)書いてみてください。『金』になります。
油揚げさん。
あなたが以前治療した外国の方は、問診に通訳を必要としない位日本の生活になれた方達ではありませんか?教えてください。
>「リアル解剖学」の意味を教えてください。
「リアル解剖学」とは教師猫の造語です。仮説に基づいた仮想的または単なる理論の塊である学問ではなく、現場の患者治療に基づいた理論と言う意味で「リアル」という用語を使用しています。教師猫的には『金になる』という意味です。
Re: 油揚げさんへ 投稿者:油揚げ 投稿日:2004/07/31(Sat) 23:23 No.226
>あなたが以前治療した外国の方は、問診に通訳を必要としない位日本の生活になれた方達ではありませんか?教えてください。
日本に数年滞在している方や留学生でした。ということは日本的な生活に慣れてるだろうからなるのかな!?ということでしょうか。そういうものなのかまたわからなくなりそうです(>0<)
れいの場所へ 投稿者:教師猫 投稿日:2004/08/01(Sun) 19:36 No.227
油揚げさんお答えします。
実は。肩こりは日本人特有ではないのです。教師猫が『ジャッポン人』と呼ぶ人達も「肩こり」で悩むのです。 少々「れいの場所」へ書き込みます。再質問は読んでからにしてください。
お答えします。
未開のジャングルで原始生活を営む原住民。まさに大自然のど真ん中で、自然と一体化して日常を暮らす彼らに「自然」という言葉はありません。自然とは人工と天然を区別するための用語です。
人工物のない世界で暮らす彼らには「自然」という言葉は不要なのです。「つゆ(梅雨)」のことを国際気象学用語で「BAIU」と呼びます。梅雨は日本と朝鮮半島の一部で生じる独自の雨季ですから、その他の国に、この独自の雨季を表す用語は存在しません。『肩こり』は明治時代に夏目漱石が「肩凝り」と表現したのが用語の始まりで、昭和に入り庶民に広がったそうです。しかし、その症状は古くから「肩がつかえる」とか「肩が張る」と表現されたお馴染みの症状です。でも、この日本人に馴染み深い症状名は日本語以外には存在しない言葉です。『肩こり』は日本独自の疾患です。
便宜上、"肩こりは日本人独自の疾患"という表現をしますが、正しくは"日本で暮らす人々の独自の疾患"です。その原因は日本の文化から生まれた日本人独特の姿勢にあります。教師猫が「ジャッポン人」と呼ぶ日本文化に馴染んだ諸外国の人々も母国語にはない『肩こり』に悩まされます。
西洋医学は、西洋で暮らす西洋人のために、西洋文化が作り上げた。
中国医学は中国で暮らす、中国人のために中国文化が作り上げた。
日本人の疾患は、"比類なき日本文化"による影響を受けている。
日本人の健康状態は、日本人、独自の物差しでなければ計れない。
日本で暮らす日本人は日本独自の日本医学で診断治療すべきである。
と教師猫は寝ぼけた考えを持っています。
参照資料
〔指圧研究会・咲晩〕資料『日本と日本人について』を抜粋し添付します。
20万余年、"ミトコンドリア・イブ"に端を発した現生人類は、過酷な気象変化のなかを世界中に生活の場を求め移動していった。一万数千年前、東洋の果てに、南北のモンゴロイドのみならず、コーカソイドも移動してきた。
氷河期が終わり、気候の安定と共に、東洋の孤島となったこの地で、人々は採取から農耕へと経済を移し、混血を繰り返し、幼形進化と共に、農耕民族となった。さらに、独特の地形や世界にも類のない気候は、独自の文明文化を育てていった。
様々な文明文化を、短期間で積極的に取り入れても、芯まで染まらない日本人。
多種多様の文字を自在に操るが、外国語が苦手で、カタカナで発音する日本人。
甘える、すみません、素直など、外国には存在しない言葉を日常に使う日本人。
黄色いバナナとアジアの人々に呼ばれ "肩こり"という不思議な病気の日本人。
貞操へのこだわりとおよそ程遠い下着を、何故か、日常に使用していた日本人。
虫の声、鳥の声、和楽器の音などを、人の言語と同様に左脳で処理する日本人。
蒸気船に脅かされ鎖国を解いて、残切り頭で"はいからさん"にもなった。戦後、短期間に一億の民がそれまでの "世界の歴史"には例がないと言われるほど、食文化も変えた。生活様式や動作も"欧米風文化"を取り入れ、体形(骨格)までも変化してきた。