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暑い日に

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暑い日に

投稿者:しじみ 投稿日:2004/07/12(Mon) 00:28 No.170

しじみです
ここの所の暑さのせいですっかり身体が鍛えられて、ほとんど外回りの仕事ですが、冷房の効いた所に一日いるより体調が良いようです、がそれでもさすがに水分の取りすぎで食欲は落ち気味です、水っ気の多くなった体にいい食べ物なんかないですかねー、やっぱり浜名湖のうなぎですかねー。

Re: 暑い日に  投稿者:教師猫 投稿日:2004/07/12(Mon) 11:11 No.171

しじみさん。しばらくです。
おーと!挨拶はえのきの仕事だから・・・。教師猫は本文に。

>水分の取りすぎで食欲は落ち気味です、水っ気の多くなった体にいい食べ物なんかないですかねー、やっぱり浜名湖のうなぎですかねー。

「水分の取りすぎには十分気をつけてください。夏バテの原因になります。うなぎ・・・ミネラルが多くて夏バテには最高です。いい汗かいて夏を乗り切ろう」・・・
では教師猫の答え方ではないし。

水分の取りすぎが食欲不振の直接原因ではなく、ミネラルの排泄が主因と考えられます。スポーツ飲料を3~5倍に薄めて1~3リットル飲んでください。職業モデルには3リットルは欠かせません。上がりすぎた体温を下げるために人は汗をかきますが、汗をかけば体温が下がるわけではありません。いい汗は臭いません。水分摂取が多汗の原因とはなりません。部分的に汗を抑えることは可能です。入浴後まめに汗をふき取るのは?水分補給にビールは?人は汗をかく珍しい動物です。

また、余分なことを書いてしまった。続きは例の場所に近々書き込みます。
○○忙しく○○熱いのに、また余分な仕事を作ってしまった・・・。


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お答えします。

意外に認識されていないのですが、汗をかける(散熱性発汗を行なう)動物は少ないのです。
人や馬は散熱性発汗を行なう代表です。散熱性発汗は上がり過ぎた体温を下げるために行ないますが、汗をかけば体温が下がるわけではありません。汗の水分が蒸発するときに回りから気化熱を奪います。汗をかいても体温が下がるかどうかは環境の湿度に左右されます。入浴後、噴出す汗をこまめに拭けば、余分に水分を失います。体が十分冷えてから、余分な汗を拭き取ってください。新鮮な汗は無臭です。ビールを飲んでも水分摂取にはなりません。アルコールを排泄するために、さらに多くの水分を必要とするためです。

汗は体液を原料としています。汗腺の働きがよいと発汗量の調節やミネラルの再吸収に優れています。拡大して観察すると霧状に発汗される、いわゆる"イイ汗"です。汗腺機能が低下すると発汗量の調節やミネラルの再吸収も悪くなります。多量の発汗により水分と共にミネラルが失われます。喉の渇きに応じて水分のみを補給すると、血中ミネラル濃度が低下します。これは様々な害を及ぼします。(夏ばての最大原因)水分補給と共にミネラルの補給を忘れないで下さい。散熱性発汗は体温調節のためのものです。水分の摂取量と汗の量は関わりません。人前での発汗を気にして水分を減らしても意味はありません。熱中症が増加しています。注意してください。人前での発汗が気になるのであれば、皮膚圧反射を利用してください。但し長時間は注意が必要です。
乳幼児は十分に発汗の訓練を行なってください。汗腺の個人差は少ないのですが、生後ほぼ二夏で機能する汗腺と生涯機能しない汗腺に分かれてしまいます。
更なる質問があれば、再質問してください。教師猫の判断だけでは脱線しますから。


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