samu0.jpg

「てのひらの会・咲夢」について(3)

関わり深い私たちの先生は

子供たちに最も関わり深い先生は浪越徳治郎先生と平島利文先生です。子供たちは先生の声が聞こえないと“落ち着かない”ほど信頼しています。さらに、平島先生のもとで押圧法を習得しておられる、平島先生のお弟子さんである〔指圧研究会・咲晩〕の先生方にも大変お世話になっています。

浪越徳治郎(なみこしとくじろう)先生

浪越徳治郎先生は、私たちの研究会に幾度も出席してくださいました。
その度に子供たちは先生の指圧を受けることができました。徳治郎先生の指圧を受け笑顔に変わっていく子供たちの表情が、先生との写真や直接頂いた直筆サインを見る度に、まるで昨日のことのように思い出されます。

平島利文(ひらしまとしふみ)先生

平島先生には1996年のスタートから脳性麻痺のわが子を託してきました。先生は静岡県湖西市で『指圧治療院ひらしま』の院長として、長年にわたり治療専門の指圧(押圧法)を行なわれております。指圧の創始者でもある指圧の名人浪越徳治郎先生から内弟子と認められて、私たちの知る限りですが、浪越徳治郎先生の内弟子証明書をお持ちの唯一の指圧師です。

image004x.jpeg

▲浪越徳治郎先生直筆の内弟子証明書


日本指圧協会からの推薦状

2001年11月、突然に勉強会の会場が使用禁止となり、私たちが参加できる脳性麻痺児のための勉強会も終了となりました。月に一度上京されていた平島先生にもお会いできなくなり、会員は、わが子の健康や将来に不安を抱きました。徳治郎先生が創立された(NPO)日本指圧協会の存在を知り、わが子の治療をお願いできる指圧の先生をご紹介して頂くために筆をとりました。私たちには子どもを連れて移動できる範囲が限られてしまいます。ですから、関東地区で(10名ほど)脳性麻痺児に対応できる指圧の先生をご紹介して頂けるようにお願いしました。(NPO)日本指圧協会様の迅速な対応には深く感謝いたしますが、そのお返事の内容には愕然としました。「当協会で検討いたしました結果、…静岡県在住の平島利文氏が適任であるとの結論に至りました。当協会と致しましては同氏を推薦致します…」

image005x.jpeg



平島先生は大嘘つき?

平島先生は「私がすごいんじゃ~ないよ。指圧の効果がすごいんだよ」とか「誰にでも、習得することができる技術です」といつもおっしゃっていました。私たちは、わが子の治療をお願いできる先生を懸命に探しました。初めは気軽に受けていただける様子なのに、質問したり症状を詳しくお話しすると「小児の治療は行なっておりません」と断られました。平島先生をご存知の先生が多いのも驚きでした。しかし、先生のお名前を出すと「平島先生に、まずは、ご相談下さい」との返事「先生のOKが出れば、治療をお願いできますか」と質問すると「それも平島先生に、ご相談下さい」との返事でした。


平島先生は私たちの先生です

勉強会が終了して半年になろうとしていた頃、平島先生から「都内の会場で研究会を再開したい。脳性麻痺児に対応できる治療家を育成している。会場が狭いため参加に制限がある」との連絡が一部の会員にありました。研究会に参加して驚きました。20数名(以前は2~3名)の先生が真剣に学んでおられました。「〔指圧研究会・咲晩〕のメンバーを紹介します。全員が指圧師の国家資格を持ち、脳性麻痺児にも対応できる指圧(押圧法)を真剣に学んでいます。近々に、全員が皆さんのお子さんに対応できます。さらに、保険制度を利用したご自宅への往診治療も可能となります。」

咲晩の先生方よろしくお願いします

以前は、個人指導を受けるには先生の順番を待たねばなりませんでした。最近では、個人指導も全員同時に受けることができ、より充実した学びの時を得ることができることを会員一同深く感謝しております。ときに会員の一部は、〔指圧研究会・咲晩〕の先生方の往診指導や保険制度を利用した往診治療を受けております。全員への往診対応が会員一同の願いです。

HPからの見学参加申し込み受付中止のお知らせ

諸事情により、HPからの見学参加申し込み受付を中止させて頂きます。
なお、〔指圧研究会・咲晩〕メンバーは、各種保険制度を利用した受益者(患者さん)に負担金の少ない往診治療も行なっております。